「落とし込み竿」というタイトルですが、ここでは竿の選び方について説明しようと思います!
私(筆者)の場合は、落とし込みを始めた時はフィッシングショップの店頭にあるような3.3mの仕舞の短めな竿と¥980で売っていたプラスチック製の落とし込み用?リールからスタートしました。(笑)
釣り方は基本、目印を使った釣法です。
今では、シマノの鱗夕彩という竿を愛用していますが、
この竿を使うまでに様々な竿を使ってきた経験上でお話させてもらいます。
まず、落とし込みの竿と言ってもいろいろな種類があります!(・┏Д┓・)b
1.竿の長さ
目印を使って、波止際を落とし込む時に潮の干満の差があるので、海面が近かったり遠かったりすることがあります。また、フィールドによっては足元が高い釣り場や低い釣り場もあります。
目印を使った釣法の場合、ラインをあまり出さずに釣る為、(アワセが遅れるのであまりラインは出さない)
長さが決まった竿で釣っていると海面状況の変化で釣りづらくなることが多々あります。
そんな悩みを解消するためにズームロッドというのがあります。
その中でも「3.5〜4.0m」「3.6〜4.2m」のズームロッドが一般的に多く使われています。
他にも「3.9〜4.5m」や「4.0〜4.5m」「4.3〜5.3m」などのズームロッドもあります。
ここでの竿の選ぶポイントはご自分がよく行かれるフィールドに合わせるのが妥当かと思います。
初めての方なら「3.5〜4.0m」「3.6〜4.2m」あたりがおすすめだと思います。

2.竿(穂先)の硬さ
落とし込みの竿にも「硬め」「柔らかめ」というのがあります。
他にも「ハエ竿」と呼ばれる竿のバット(中間)まで柔らかい軟調子のあるのですが、

ここでは穂先の硬さについて説明します。
ではどう違うのでしょうか?
穂先が柔らかい場合は、まず魚の食い込み重視の釣り方なるかと思います。
と言うのは、クロダイが針を加えた瞬間、違和感(引っ張られた感)が抑えられるのと、針に掛かった後も黒鯛を怒らせにくくスムーズに取り込むことができます!
また、竿の曲がり方(やり取りも)十二分に楽しめます!(^∇^)b
穂先が硬い場合は、アタリ重視の釣り方になるかと思います。
こちらの場合は、壁際の釣りはもとより障害物ある複雑な釣り場(スリット・オーバーハング・柱周りなどのストラクチャー)で力を発揮できる竿です。
クロダイのアタリを敏感に捉えることができ尚且つ障害のある場所へ入っていかれないように一気に引きずり出す少し強引な釣りが楽しめます。
そんなところに潜むクロダイは50pオーバーの年無し級の魚もウヨウヨいて、時にはパワーファイトになる場合もよくあるので、そんなフィールドによく行かれる方は硬めの竿がオススメです!

私は、先にも述べた「店頭用」の竿でよくラインや目印をぶっちぎって行かれた事がありました。w
当然ながら、クロダイに主導権を持っていかれることも多かったですね!w
ここで、述べたいことは「よく行かれるフィールドに合わせて竿を選ぶ」のがオススメです!
次に、価格ですが一流メーカー竿は本当にいいと思いますし是非使って見て頂きたいと思います。
が、少し費用はかかりますが、私自身の経験を述べさせていただくと、竿のグレードも徐々にステップアップしていけば、各々の竿の特性などが解り技術や知識も格段に上達するかと思います。
というのも、ラインやハリスの選定、おもりの重さや仕掛けの落とし方、さらには竿の曲がり方や操り方など様々な部分で得れるものがあります。
一番言いたいのは「竿」自身の持ち味や良さがわかるということです。
実際に2流、3流品の竿を使っているとガイドの位置がメチャクチャで綺麗に"弧"を描かない竿もありました。更には穂先の調子も硬いのか柔らかいのかよくわからない、いい加減な竿にも出会いました。(笑)
いきなり良い竿を使い込むのも悪くはないので絶対などとは言いませんが、遠回りした分だけ得るものが大きい釣りでもあるかと思います!
例えば、行った釣り場で出会って、自分の竿を見て「良い竿を使った方がいいよ!」と意見される方も実際に多かったです。
その中の会話でも、その方が間違ったことを言っていたり、ベテランなのかどうなのか解ったり、更にはその方の使われている「竿の良さ」なども教えてもらえるので、最終的に自分がほしい竿の目安や参考材料にもなります。
ご予算もあるかと思うのですが、初めての方や本気で落とし込みがうまくなりたい方などは、あえてランクを落としてリーズナブルな竿で始めてみるのも良いかと思います。
基本的に竿・リール・タモ網さえ揃えばお金の掛からない釣りなんですから・・・。>^)))<<